開会あいさつをする小関理事長

第１回理事会で小関直彦氏を理事長に選任
　城南保健生活協同組合第３１回通常総代会が5月27日大田区区民ホールアプリコで総代、評議員、理事合わせて、１９８名の参加で行われました。来賓挨拶では、4月より大田病院の新院長の就任した田村直医師が新大田病院建設にかける熱い思いを込めて話されました。総代、評議員の発言は、各事業所の報告や、地域での健康班会の取り組み、連携と協同のとりくみなど、この１年間で城南保健生協の活動の幅が広がったことを実感させるような内容にあふれていました。
　討論のまとめでは「１５名のかたの発言は、頼りにされる保健生協づくりということが共通して出されて出された。健康をつくる・平和をつくる・頼りになる保健生協をつくろう」というテーマの具体化が強調されました。新しい理事を決める選挙では、理事会推薦名簿人全員が承認され、第１回理事会で小関直彦理事長が再任されました。

【来賓あいさつ】
保健生協とともに　新大田病院建設を成功させよう
大田病院院長　田村直
　第３１回通常総代会おめでとうございます。２００６年４月より大田病院の院長になりました田村直と申します。本日は、たくさんの総代のかたがお集まりで２００５年の総括、２００６年の方針を活発に論議されることと思います。
　私は１９８４年に奈良県立医大を卒業して大田病院に入職し、その間外科医として仕事を続けていました。出身は品川区の豊町４丁目で、ゆたか病院のすぐ近くです。前院長の市川先生には赤ん坊の頃からお世話になっていました。当時の古川婦長さんにはおしめをとりかえてもらっていました。記憶にはないんですけど（笑い）。ゆたか病院との縁もあったので、大田病院に入職した次第です。
　僕の院長としての役割は新大田病院建設をやり遂げるのが一番の仕事だと思っております。現地立て替えという効率の悪いやりかたなので時間もお金もかかってしまいますが、城南保健生協の組合員さんの後押しでこの大事業を成功させていきたいと思っています。
　４月から大田病院に新人の研修医が３名入ってきました。学生時代の実習とは違うことにとまどう毎日のようですが、将来の大田病院を担う医師になってもらおうと、指導にあたっています。病院の医師をやっていると生協のみなさんと直接接する機会が少ないのが現実ですが、是非若手の医師を班会にお招きいただいて、いろんな話を聞かせていただいたり、活動を学んだりできるようになれれば幸いです。今後とも宜しくお願いいたします。

退任理事の挨拶
副理事長　橘内　信一
　私は渡辺製鋼という造船会社にいました。そのときに生協のみなさんに大変お世話になりました。一つは大田歯科の所長さんが渡辺製鋼の組合員の歯を守るということで班会に４週間連続来ていただきました。昼休みに歯を磨いていつも歯ブラシを胸のポケットに入れて歯を磨く習慣をつけることをやりました。これは今でも続いています。
　もう一つは渡辺製鋼は会社が倒産したんですが、そんなとき大田病院が渡辺の組合員の健康を守らなくてはと、無料で健康診断をやってくれたんです。これには組合員は感謝もしましたし、元気づけられました。今回仕事の関係で理事を退任しますが、住まいは大田区にありますし、その中で力を出せるところでは協力したいと思います。今期６名の理事が退任する訳ですが皆それぞれのところでがんばることを申し述べまして、お礼の言葉にかえされていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

新理事の左から、森光男、吉田由紀、浅見美代子、横山聖子、高島進、工藤人喜江、市川由のみなさん